三十八、山口県
本州の最西端に位置する山口県は、中国地方を構成する県の一つでもあります。すべに何度か、「山陰地方」とか「山陽地方」という呼び方をご紹介しましたが、それでは山口県は、どちらに属するのでしょうか。 位於本州最西端的山口縣,也是構成中國地方的縣份之一。之前已經介紹了幾次,所謂「山陰地方」和「山陽地方」的稱呼方式,那麼山口縣,是屬於哪一種呢?
皆さんは、もうお分かりですよね? そうです。正解は「どちらにも属している」です。もう少し詳しくご説明すると、「山口県の南部は山陽地方に、北部は山陰地方に属している」ということになります。 大家已經知道了嗎? 是的。正確答案是「兩者皆屬於」。那麼稍微詳細的說明一下,「山口縣的南部是山陽地方、北部屬於山陰地方」。
山口県は地上で広島・島根両県と接している他、海上では四国の愛媛県、および九州の福岡・大分両県とも相対しています。 山口縣的陸地鄰接了廣島、島根兩縣,其他在海上與四國的愛媛縣,以及九州的福岡、大分兩縣遙遙相對。
山口県の北東部には冠山山地が横たわり、西と南に向かって徐々に低くなります。そして、県の中央部では700~1000m程度の高原になり、西部に至って300~700mの丘陵になります。中部から西部にかけては、日本最大の石灰岩台地として知れれている、秋吉台が広がっています。 橫貫於山口縣東北部的冠山山地,朝著西和南的方向漸漸地變低。因此,在縣的中央部分有 700~1000 公尺的高原,直到西部有 300~700 公尺的丘陵。從中部到西部一帶,以日本最大的石灰岩台地而聞名,有廣大的秋吉台地。
県中央部を源流とする椹野川は、盆地や平野を形成しつつ南流し、山口湾で瀬戸内海に注ぎます。この川の流域を中心に広がっているのが、山口県の県庁所在地である山口市です。 源流自縣中央部分的椹野川,形成了盆地和平原漸漸地往南流,在山口灣注入瀨戶內海。以這個河川的流域為中心延伸出去的廣大平原,有山口縣的縣廳所在地山口市。
山口市は政治と教育の中心ではありますが、経済活動に於いては、むしろ下関市の方が活発だと言えます。そのため、人口は県庁所在地の山口市を上回っています。下関は山陽地方と山陰地方の合流点であると同時に、関門海峡を挟んで九州と対峙する位置にあります。韓国や中国との間のフェリーが発着していることからも分かるように、近隣国との交流も盛んな場所です。そのため、古くから交通の要衝として発展してきました。特に対岸の北九州市との結びつきが強いのが特徴で、県という枠を超えて合併する構想があるほどです。 山口市是政治和教育的中心,但相對於經濟活動來說,務寧說是下關市的方面較為活絡。因此,人口超越縣廳所在地的山口市。在下關是山陽地方和山陰地方的合流點,同時位於隔著關門海峽和九州遙遙相對。承如所知,韓國和中國之間有渡輪往返其間,是和鄰近國家交流興盛的場所。因此,從古代開始就以作為交通的要衝發展。尤其是和對岸的北九州市有強烈的連結的特徵,超越了縣的範圍,甚至有合併的構想。
山口県は三方を海に囲まれていることもあって、その気候は比較的温暖です。県南部は瀬戸内海式気候に属していることもあって、少雨の傾向が見られます。北部も、付近を対馬海流という暖流が流れていることから、他の日本海側気候の地域に比べれば温暖で、降雪量もそれほど多くありません。ただし、冠山山地など一部の地域では、冬季にかなりの積雪があり、夏季に台風が通過することも多いため、相当な降雨量になることがあります。 山口縣三面環海,氣候比較溫暖。在縣南部也屬於瀨戶內海式氣候,可以見到有少雨的傾向。北部,因為附近有對馬海流的暖流流經,和其他日本海側氣候地區相較的話來得溫暖,降雪量也不多。但是,在冠山山地的一部分地區,在冬季有相當量的積雪,由於夏季有颱風通過,也有相當的降雨量。
山口県では昔から稲作中心の農業が営まれてきましたが、近年では野菜や果物の生産も行われるようになっています。特に日本海側の地域では、ナツミカンの栽培が盛んです。県の花として「夏みかんの花」が指定されているのは、このためです。 山口縣從前就以稻作為農業的中心來經營,在近年也漸漸生產蔬菜和水果。尤其是在日本海側的地區,盛行栽培夏蜜柑。「夏蜜柑之花」被指定縣花,原因就在此了。
山口県はまた、歴史的に見て漁業の先進地でした。現在では漁獲量は減少傾向にありますが、それでも全国有数の漁獲量を誇っていることに変わりはありません。特に下関はフグの名産地として、全国的に知られた存在です。 山口縣還有,從歷史上來看是漁業的先進地。現在有漁獲量減少的傾向,以全國首屈一指的漁獲量為傲,直到現在都沒有改變。尤其是下關作為河豚的名產地,聞名於全國。
秋吉台周辺は、良質な石灰岩の産地です。山口県は、その石灰岩を原料とするセメント業で、工業化の基礎を築きました。現在では瀬戸内海沿岸に、工業地域が形成されている他、日本海側には大規模な石油コンビナートも作られています。 在秋吉台的周邊,是良質的石灰岩的產地。山口縣的石灰岩是水泥業的原料、建築工業化的基礎。現在在瀨戶內海沿岸,形成了工業地區之外,在日本海側形成了大規模的石油工業區。
歴史小説が好きな人なら、「巌流島」という名前を聞いたことがあるでしょう。この巌流島は、下関市に実在する島です。また、岩国市にある錦帯橋は、木で作られたアーチ型の美しい橋として有名です。この他にも、山口県内には多くの歴史に関係がある名所や旧跡が点在しており、多くの観光客を集めています。 如果喜歡歷史小說的人,聽過「巖流島」這個名字吧。這個巖流島,在下關市是實際存在的島。還有,岩國市的錦帶橋,是一座知名的、木製弧型的、美麗的橋。其他,在山口縣分布了許多和歷史有關的名勝和古蹟,聚集了眾多的觀光客。
本州の最西端に位置する山口県は、中国地方を構成する県の一つでもあります。すべに何度か、「山陰地方」とか「山陽地方」という呼び方をご紹介しましたが、それでは山口県は、どちらに属するのでしょうか。 位於本州最西端的山口縣,也是構成中國地方的縣份之一。之前已經介紹了幾次,所謂「山陰地方」和「山陽地方」的稱呼方式,那麼山口縣,是屬於哪一種呢?
皆さんは、もうお分かりですよね? そうです。正解は「どちらにも属している」です。もう少し詳しくご説明すると、「山口県の南部は山陽地方に、北部は山陰地方に属している」ということになります。 大家已經知道了嗎? 是的。正確答案是「兩者皆屬於」。那麼稍微詳細的說明一下,「山口縣的南部是山陽地方、北部屬於山陰地方」。
山口県は地上で広島・島根両県と接している他、海上では四国の愛媛県、および九州の福岡・大分両県とも相対しています。 山口縣的陸地鄰接了廣島、島根兩縣,其他在海上與四國的愛媛縣,以及九州的福岡、大分兩縣遙遙相對。
山口県の北東部には冠山山地が横たわり、西と南に向かって徐々に低くなります。そして、県の中央部では700~1000m程度の高原になり、西部に至って300~700mの丘陵になります。中部から西部にかけては、日本最大の石灰岩台地として知れれている、秋吉台が広がっています。 橫貫於山口縣東北部的冠山山地,朝著西和南的方向漸漸地變低。因此,在縣的中央部分有 700~1000 公尺的高原,直到西部有 300~700 公尺的丘陵。從中部到西部一帶,以日本最大的石灰岩台地而聞名,有廣大的秋吉台地。
県中央部を源流とする椹野川は、盆地や平野を形成しつつ南流し、山口湾で瀬戸内海に注ぎます。この川の流域を中心に広がっているのが、山口県の県庁所在地である山口市です。 源流自縣中央部分的椹野川,形成了盆地和平原漸漸地往南流,在山口灣注入瀨戶內海。以這個河川的流域為中心延伸出去的廣大平原,有山口縣的縣廳所在地山口市。
山口市は政治と教育の中心ではありますが、経済活動に於いては、むしろ下関市の方が活発だと言えます。そのため、人口は県庁所在地の山口市を上回っています。下関は山陽地方と山陰地方の合流点であると同時に、関門海峡を挟んで九州と対峙する位置にあります。韓国や中国との間のフェリーが発着していることからも分かるように、近隣国との交流も盛んな場所です。そのため、古くから交通の要衝として発展してきました。特に対岸の北九州市との結びつきが強いのが特徴で、県という枠を超えて合併する構想があるほどです。 山口市是政治和教育的中心,但相對於經濟活動來說,務寧說是下關市的方面較為活絡。因此,人口超越縣廳所在地的山口市。在下關是山陽地方和山陰地方的合流點,同時位於隔著關門海峽和九州遙遙相對。承如所知,韓國和中國之間有渡輪往返其間,是和鄰近國家交流興盛的場所。因此,從古代開始就以作為交通的要衝發展。尤其是和對岸的北九州市有強烈的連結的特徵,超越了縣的範圍,甚至有合併的構想。
山口県は三方を海に囲まれていることもあって、その気候は比較的温暖です。県南部は瀬戸内海式気候に属していることもあって、少雨の傾向が見られます。北部も、付近を対馬海流という暖流が流れていることから、他の日本海側気候の地域に比べれば温暖で、降雪量もそれほど多くありません。ただし、冠山山地など一部の地域では、冬季にかなりの積雪があり、夏季に台風が通過することも多いため、相当な降雨量になることがあります。 山口縣三面環海,氣候比較溫暖。在縣南部也屬於瀨戶內海式氣候,可以見到有少雨的傾向。北部,因為附近有對馬海流的暖流流經,和其他日本海側氣候地區相較的話來得溫暖,降雪量也不多。但是,在冠山山地的一部分地區,在冬季有相當量的積雪,由於夏季有颱風通過,也有相當的降雨量。
山口県では昔から稲作中心の農業が営まれてきましたが、近年では野菜や果物の生産も行われるようになっています。特に日本海側の地域では、ナツミカンの栽培が盛んです。県の花として「夏みかんの花」が指定されているのは、このためです。 山口縣從前就以稻作為農業的中心來經營,在近年也漸漸生產蔬菜和水果。尤其是在日本海側的地區,盛行栽培夏蜜柑。「夏蜜柑之花」被指定縣花,原因就在此了。
山口県はまた、歴史的に見て漁業の先進地でした。現在では漁獲量は減少傾向にありますが、それでも全国有数の漁獲量を誇っていることに変わりはありません。特に下関はフグの名産地として、全国的に知られた存在です。 山口縣還有,從歷史上來看是漁業的先進地。現在有漁獲量減少的傾向,以全國首屈一指的漁獲量為傲,直到現在都沒有改變。尤其是下關作為河豚的名產地,聞名於全國。
秋吉台周辺は、良質な石灰岩の産地です。山口県は、その石灰岩を原料とするセメント業で、工業化の基礎を築きました。現在では瀬戸内海沿岸に、工業地域が形成されている他、日本海側には大規模な石油コンビナートも作られています。 在秋吉台的周邊,是良質的石灰岩的產地。山口縣的石灰岩是水泥業的原料、建築工業化的基礎。現在在瀨戶內海沿岸,形成了工業地區之外,在日本海側形成了大規模的石油工業區。
歴史小説が好きな人なら、「巌流島」という名前を聞いたことがあるでしょう。この巌流島は、下関市に実在する島です。また、岩国市にある錦帯橋は、木で作られたアーチ型の美しい橋として有名です。この他にも、山口県内には多くの歴史に関係がある名所や旧跡が点在しており、多くの観光客を集めています。 如果喜歡歷史小說的人,聽過「巖流島」這個名字吧。這個巖流島,在下關市是實際存在的島。還有,岩國市的錦帶橋,是一座知名的、木製弧型的、美麗的橋。其他,在山口縣分布了許多和歷史有關的名勝和古蹟,聚集了眾多的觀光客。
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