大自然に新たな生命が誕生しました、元気なオスのライオンです。 大自然又有新的生命誕生了,是隻健康雄壯的獅子。
若いライオンは、お父さんライオンとお母さんライオンの愛情をいっぱいうけて元気に育ちました。心の優しい思いやりのあるライオンです。 年幼的獅子,獅子爸爸和獅子媽媽用滿滿的愛心健康地養育。有著溫柔的心思的獅子。
ある日、お母さんライオンが若いライオンをつれて狩(か)りに出かけました。狩の仕方を学ばせるためです。 有一天,獅子媽媽帶著年幼的獅子出去狩獵。讓牠學習狩獵的方式。
お母さんライオンは、シマウマの群(む)れを見つけました。そっと忍び寄り一(いっ)気(き)に仕(し)留(と)めました。 獅子媽媽發現了斑馬群。悄悄偷偷地靠近,並且一口氣殺死了。 (そっと 悄悄地、しのぶ [忍ぶ] <他動五>(しのんで)1. 忍受;忍耐 2. 偷偷地;悄悄地、しのびよる [忍び寄る] <複合動詞> 偷偷地靠近、しとめる [仕留める] 動物之間的獵殺。)
それを見ていた若いライオンは、ショックを受けました。あまりに殘(ざん)酷(こく)な光(こう)景(けい)に…… 年幼的獅子看到那些,受到打擊了。真是太殘酷的場景…… (ショック (shock) 1. 打擊;震動;衝擊 2. 刺激;打擊;震驚。)
お母さんライオンは、言いました。 獅子媽媽,對牠說。
「私達ライオンが生きていくためには、仕方のないことなのシマウマに [對象] 感謝するのよ。」 「為了我們獅子的生存,是沒辦法的事,要感謝斑馬喔」
若いライオンは、お母さんライオンの言っていることが理解できませんでした。 年幼的獅子,無法理解獅子媽媽所說的事。
その日は、シマウマを食べることができませんでした。 那一天,牠不能吃斑馬。
「ボクには食べられない。」 「我不吃。」
若いライオンは、悩(なや)みました。 年幼的獅子,困惱了起來。
何も悪くないシマウマが、エサとして [作為] 食べられてしまうことがいいことなのか? 斑馬沒有任何罪惡,當作餌被吃掉了,這樣的事情好嗎?
もし、それが許されるのなら私達ライオンの生きる意味は何なのか?食べられてしまうシマウマの生きる意味は…… 如果那些是被允許的話,我們獅子生存的意義是什麼呢?被吃掉了斑馬的生存意義……
その日はなかなか眠ることができませんでした。 那一天不能入睡。
次の日、お父さんライオンが言いました。 第二天,獅子爸爸對牠說。
「息子よ、今日はお前一人で狩に出かけるのだ、シマウマを仕留めることができなければ、お前が飢(う)えて死ぬことになるこれは、誰もが経(けい)験(けん)することだ。」 「兒子啊,今天你一個人出去狩獵,如果不能殺了斑馬的話,你就會餓死了,這是任何人都有的經驗。」
「シマウマを殺さなければ我々ライオンは生きていけないのだ。さあ行け!」 「不殺斑馬的話,我們獅子不能活著。來,去吧!」
若いライオンは、狩に [目的] 出かけました。 年幼的獅子,出去狩獵了。 (出掛ける <複合動詞> 出去做~。)
ボクにシマウマが殺せるだろうか?何か罪(つみ)もないシマウマを…… 我可以殺了斑馬嗎?斑馬也沒有罪……
もし仕留めることができなければ、ボクが飢えて死ぬことになる…… 如果,不能夠殺了的話,我就會餓死了…… (うえてしぬ [飢えて死ぬ] 因飢餓而死。)
熱い太陽が、若いライオンを照(て)り付けます。 酷熱的太陽,照著年幼的獅子。 (てりつける [照り付ける] <複合動詞> 照射。)
お腹が空いてきました。 肚子應該餓了。
昨日から何も食べていないことに気がつきました。 注意到了昨天什麼也沒吃的事。
すると、向こうに老いたシマウマがいました。 於是,朝向了年老的斑馬。
捕らえることは簡単だと思いました。老いたシマウマは足(あし)腰(こし)が弱く体力もない。 覺得捕捉是一件簡單的事。年老的斑馬,腿腳軟弱又沒有體力。
しかし、若いライオンは、思いました。 但是,年幼的獅子,想著。
「ボクに殺せるだろうか?」 「我可以殺了牠嗎?」
老いたシマウマが、若いライオンに [對象] 気がつきました。 老的斑馬,注意到年幼的獅子。
そして、ゆっくりと歩き出しました。 因此,慢慢地走了出去。 (歩き出す <複合動詞> 走出去。)
若いライオンは、老いたシマウマの後(のち)をつけました。 年幼的獅子,跟在老的斑馬後面。 (のちをつける <慣> 跟在之後;跟在後面。)
老いたシマウマは、走って逃げるわけでもなくのんびりと歩いています。 年老的斑馬,沒有逃走悠閒的走著。
若いライオンは、老いたシマウマを襲(おそ)うことができませんでした。 年幼的獅子,不能襲擊老的斑馬。
一日二日と過ぎて逝(ゆ)きました。 一天、兩天過去了。
空(くう)腹(ふく)と疲(ひ)労(ろう)で限(げん)界(かい)になっしていました。 肚子餓和疲勞已到了界限。
雨が、降ってきました。嵐です。 下雨了,是暴風雨。
風が吹き、草木はなぎ倒され、水があふれ、氾(はん)濫(らん)しました。 風吹著,草木橫倒,水溢了出來,氾濫成災。 (なぎたおす [なぎ倒す] 橫倒。)
老いたシマウマは、あっというまに水に呑(の)まれ流されました。 年老的斑馬,一瞬間被水吞沒流走了。 (あっというまに <慣> 一瞬間;一剎那。)
「危ない!」若いライオンは、とっさに氾濫している水に飛び込みました。 「危險!」年幼的獅子,瞬間跳進氾濫的水裡去。 (とっさ <反射動作> 瞬間;剎那;猛然、飛び込む <複合動詞> 跳進去。)
身体が疲れているのにもかかわらず、命をかけて老いたシマウマを助けました…… 不論身體多累,也要幫助年老的斑馬救牠的命。 (~にかかわらず 不管;不論。)
体力の限(げん)界(かい)を超(こ)えた二ひきは、岩のかげに [地點] 身の寄せ倒れ込みました。 體力已超過了界限的二隻,在岩石的陰影處,身體靠近倒了下來。 (たおれこむ [倒れ込む] 倒下。)
風と雨が止(や)みました。嵐がさったのです。二ひきは、目覚めました。 風和雨停止了。暴風雨離開了。二隻醒來了。
「私を助けてくれたのかね?」 「為何要幫助我呢?」
老いたシマウマは尋ねました。 年老的斑馬問。
「とっさのことで、夢中でした。よく覚えていません。」 「瞬間的事,是在作夢。全忘了吧。」
若いライオンが答えました。 年幼的獅子回答。
「ありがとう。」 「謝謝」
老いたシマウマは、率(そっ)直(ちょく)に感謝しました。 年老的斑馬,率直地感謝。
若いライオンは、言いました。 年幼的獅子,對牠說。
「違います!ボクは、この三日間あなたを食べようとしていたのです。」 「你弄錯了!我在這三天裡就會吃掉你的。」
老いたシマウマが言いました。 對著年老的斑馬說。
「わかっている。」 「我知道了」
「私は、キミに出会うために旅に出た、だから君に食べてもらいたい。」 「我出來旅行是為了遇見你,因為想要讓你吃掉。」
「エ!」若いライオンは、叫びました。 「啊!」年幼的獅子,大叫了起來。
「君は、悩(なや)んでいるようだが、何も悩む必要はないんだ。その、やさしい心が生きるものすべてに必要なのだ。」 「你有這樣的困惱,是沒有任何必要的困惱。那個溫柔的心,是活著完全必要的東西。」
「君が、私を食べると言うこともやさしい心なのだよ。」 「你說要吃掉我,這件事也是溫柔的心喔。」
老いたシマウマは、言いました。 年老的斑馬對年幼的獅子說。
若いライオンは、聞きました。 年幼的獅子聽到了。
「なぜなの?シマウマを食べることがやさしい心?」 「為什麼?斑馬被吃掉也是溫柔的心?」
「君たちライオンが、シマウマを食べると言うことは、シマウマが増え過ぎないということなんだ。もし、君たちライオンがいなければ、シマウマは増え過ぎて草木を食べ尽(ず)くしてしまうだろう。シマウマは飢えてみんな死んでしまう。」 「你們獅子,說要吃掉斑馬這件事,說那是不讓斑馬過度增加。如果沒有你們獅子的話,斑馬就會過度增加,把草都吃光了吧。斑馬就會都餓死了。」
「すべての生き物は、すべて生きる意味がある。」そして「感謝の心が大切なのだ。」老いたシマウマはやさしく言いました。 「全部的生物,全都有活著的意義。」所以「感謝的心是很重要的。」年老的斑馬溫柔地對牠說。
「さあ、私を食べなさい。君に食べてほしいのだ。私は、歳だ。もう死ぬだろう。今まで生きて来れたことに感謝したいのだ。私を助けてくれてほんとうにありがとう。立派なライオンになるんだよ。」 「來吧,吃了我。你想吃的。我年紀大了,還是會死的吧。能活著來到現在非常感謝了。我是真正地感謝你的幫助。要成為一個偉大的獅子喔。」
老いたシマウマは、そう言い残すと静かに息を引き取りました。 年老的獅子,留下那些話之後,安靜地去世了。
若いライオンは、涙が止まりませんでした。 年幼的獅子,淚流不止。
「おじいさんありがとう!」 「老爺爺謝謝你!」
なきながら……なきながら……老いたシマウマを食べました。 儘管如此……儘管如此……年老的獅子被吃掉了。
気がつくと太陽がのぼり、まぶしい光が大地を照(て)らしました。 注意到太陽升了上來,滿怖的光輝照耀著大地。
流れる涙は大地に落ち、昨日の雨で出(で)来(き)た大きな池に流れました。 流著的淚落在大地,昨天的雨形成了大的池塘流動著。
草木は生い茂りキラキラと光り輝いています。 草木非常茂密,閃閃發光地閃耀著光輝。 (おいしげる [生い茂る] 茂密;茂盛。)
もう迷いはありませんでした。生きるものすべてが繋(つな)がっている。 已經不再迷惘了。生活正把全部的東西連繫了起來。
若いライオンは、学びました。 年幼的獅子,學習到了。
すべてに「感謝する心」が大切だと…… 完全地「感謝的心」是很重要的……
……すると、若いライオンにタテガミ [鬣] ガ生えてきました。 ……然後,年幼的獅子長出了鬣毛。
若いライオンは、大人(おとな)になったのです。 年幼的獅子,變成了大人。
(這個故事,是個關於成長的故事,所有的生物都是弱肉強食,但有一顆溫柔的心是必需的,這樣才能提醒我們,不要去做不對或不必要的事,對於其它被犧牲掉的生物,都該懷有一顆感謝的心。
昨天在書局看到新美南吉的故事書,就像我正在做翻譯的這件事,有故事的語音,還有原文與翻譯。如果有心的朋友,也可以把它們集結成書,至於語音的部分,因為這是來自網路的免費資源,它們是有版權的,當然不可以用來販售,但卻可以用於自己學習,當然我的翻譯不完全是正確的,我也正在學習,輸入的原文也力求正確,但難免會有訛誤,有心學習的朋友,應該自己找出錯誤之處,甚至是自己做翻譯,這樣才能吸收的更多。如果格友有發現文章中有錯誤,當然也希望能不吝指正,在此感謝!)
若いライオンは、お父さんライオンとお母さんライオンの愛情をいっぱいうけて元気に育ちました。心の優しい思いやりのあるライオンです。 年幼的獅子,獅子爸爸和獅子媽媽用滿滿的愛心健康地養育。有著溫柔的心思的獅子。
ある日、お母さんライオンが若いライオンをつれて狩(か)りに出かけました。狩の仕方を学ばせるためです。 有一天,獅子媽媽帶著年幼的獅子出去狩獵。讓牠學習狩獵的方式。
お母さんライオンは、シマウマの群(む)れを見つけました。そっと忍び寄り一(いっ)気(き)に仕(し)留(と)めました。 獅子媽媽發現了斑馬群。悄悄偷偷地靠近,並且一口氣殺死了。 (そっと 悄悄地、しのぶ [忍ぶ] <他動五>(しのんで)1. 忍受;忍耐 2. 偷偷地;悄悄地、しのびよる [忍び寄る] <複合動詞> 偷偷地靠近、しとめる [仕留める] 動物之間的獵殺。)
それを見ていた若いライオンは、ショックを受けました。あまりに殘(ざん)酷(こく)な光(こう)景(けい)に…… 年幼的獅子看到那些,受到打擊了。真是太殘酷的場景…… (ショック (shock) 1. 打擊;震動;衝擊 2. 刺激;打擊;震驚。)
お母さんライオンは、言いました。 獅子媽媽,對牠說。
「私達ライオンが生きていくためには、仕方のないことなのシマウマに [對象] 感謝するのよ。」 「為了我們獅子的生存,是沒辦法的事,要感謝斑馬喔」
若いライオンは、お母さんライオンの言っていることが理解できませんでした。 年幼的獅子,無法理解獅子媽媽所說的事。
その日は、シマウマを食べることができませんでした。 那一天,牠不能吃斑馬。
「ボクには食べられない。」 「我不吃。」
若いライオンは、悩(なや)みました。 年幼的獅子,困惱了起來。
何も悪くないシマウマが、エサとして [作為] 食べられてしまうことがいいことなのか? 斑馬沒有任何罪惡,當作餌被吃掉了,這樣的事情好嗎?
もし、それが許されるのなら私達ライオンの生きる意味は何なのか?食べられてしまうシマウマの生きる意味は…… 如果那些是被允許的話,我們獅子生存的意義是什麼呢?被吃掉了斑馬的生存意義……
その日はなかなか眠ることができませんでした。 那一天不能入睡。
次の日、お父さんライオンが言いました。 第二天,獅子爸爸對牠說。
「息子よ、今日はお前一人で狩に出かけるのだ、シマウマを仕留めることができなければ、お前が飢(う)えて死ぬことになるこれは、誰もが経(けい)験(けん)することだ。」 「兒子啊,今天你一個人出去狩獵,如果不能殺了斑馬的話,你就會餓死了,這是任何人都有的經驗。」
「シマウマを殺さなければ我々ライオンは生きていけないのだ。さあ行け!」 「不殺斑馬的話,我們獅子不能活著。來,去吧!」
若いライオンは、狩に [目的] 出かけました。 年幼的獅子,出去狩獵了。 (出掛ける <複合動詞> 出去做~。)
ボクにシマウマが殺せるだろうか?何か罪(つみ)もないシマウマを…… 我可以殺了斑馬嗎?斑馬也沒有罪……
もし仕留めることができなければ、ボクが飢えて死ぬことになる…… 如果,不能夠殺了的話,我就會餓死了…… (うえてしぬ [飢えて死ぬ] 因飢餓而死。)
熱い太陽が、若いライオンを照(て)り付けます。 酷熱的太陽,照著年幼的獅子。 (てりつける [照り付ける] <複合動詞> 照射。)
お腹が空いてきました。 肚子應該餓了。
昨日から何も食べていないことに気がつきました。 注意到了昨天什麼也沒吃的事。
すると、向こうに老いたシマウマがいました。 於是,朝向了年老的斑馬。
捕らえることは簡単だと思いました。老いたシマウマは足(あし)腰(こし)が弱く体力もない。 覺得捕捉是一件簡單的事。年老的斑馬,腿腳軟弱又沒有體力。
しかし、若いライオンは、思いました。 但是,年幼的獅子,想著。
「ボクに殺せるだろうか?」 「我可以殺了牠嗎?」
老いたシマウマが、若いライオンに [對象] 気がつきました。 老的斑馬,注意到年幼的獅子。
そして、ゆっくりと歩き出しました。 因此,慢慢地走了出去。 (歩き出す <複合動詞> 走出去。)
若いライオンは、老いたシマウマの後(のち)をつけました。 年幼的獅子,跟在老的斑馬後面。 (のちをつける <慣> 跟在之後;跟在後面。)
老いたシマウマは、走って逃げるわけでもなくのんびりと歩いています。 年老的斑馬,沒有逃走悠閒的走著。
若いライオンは、老いたシマウマを襲(おそ)うことができませんでした。 年幼的獅子,不能襲擊老的斑馬。
一日二日と過ぎて逝(ゆ)きました。 一天、兩天過去了。
空(くう)腹(ふく)と疲(ひ)労(ろう)で限(げん)界(かい)になっしていました。 肚子餓和疲勞已到了界限。
雨が、降ってきました。嵐です。 下雨了,是暴風雨。
風が吹き、草木はなぎ倒され、水があふれ、氾(はん)濫(らん)しました。 風吹著,草木橫倒,水溢了出來,氾濫成災。 (なぎたおす [なぎ倒す] 橫倒。)
老いたシマウマは、あっというまに水に呑(の)まれ流されました。 年老的斑馬,一瞬間被水吞沒流走了。 (あっというまに <慣> 一瞬間;一剎那。)
「危ない!」若いライオンは、とっさに氾濫している水に飛び込みました。 「危險!」年幼的獅子,瞬間跳進氾濫的水裡去。 (とっさ <反射動作> 瞬間;剎那;猛然、飛び込む <複合動詞> 跳進去。)
身体が疲れているのにもかかわらず、命をかけて老いたシマウマを助けました…… 不論身體多累,也要幫助年老的斑馬救牠的命。 (~にかかわらず 不管;不論。)
体力の限(げん)界(かい)を超(こ)えた二ひきは、岩のかげに [地點] 身の寄せ倒れ込みました。 體力已超過了界限的二隻,在岩石的陰影處,身體靠近倒了下來。 (たおれこむ [倒れ込む] 倒下。)
風と雨が止(や)みました。嵐がさったのです。二ひきは、目覚めました。 風和雨停止了。暴風雨離開了。二隻醒來了。
「私を助けてくれたのかね?」 「為何要幫助我呢?」
老いたシマウマは尋ねました。 年老的斑馬問。
「とっさのことで、夢中でした。よく覚えていません。」 「瞬間的事,是在作夢。全忘了吧。」
若いライオンが答えました。 年幼的獅子回答。
「ありがとう。」 「謝謝」
老いたシマウマは、率(そっ)直(ちょく)に感謝しました。 年老的斑馬,率直地感謝。
若いライオンは、言いました。 年幼的獅子,對牠說。
「違います!ボクは、この三日間あなたを食べようとしていたのです。」 「你弄錯了!我在這三天裡就會吃掉你的。」
老いたシマウマが言いました。 對著年老的斑馬說。
「わかっている。」 「我知道了」
「私は、キミに出会うために旅に出た、だから君に食べてもらいたい。」 「我出來旅行是為了遇見你,因為想要讓你吃掉。」
「エ!」若いライオンは、叫びました。 「啊!」年幼的獅子,大叫了起來。
「君は、悩(なや)んでいるようだが、何も悩む必要はないんだ。その、やさしい心が生きるものすべてに必要なのだ。」 「你有這樣的困惱,是沒有任何必要的困惱。那個溫柔的心,是活著完全必要的東西。」
「君が、私を食べると言うこともやさしい心なのだよ。」 「你說要吃掉我,這件事也是溫柔的心喔。」
老いたシマウマは、言いました。 年老的斑馬對年幼的獅子說。
若いライオンは、聞きました。 年幼的獅子聽到了。
「なぜなの?シマウマを食べることがやさしい心?」 「為什麼?斑馬被吃掉也是溫柔的心?」
「君たちライオンが、シマウマを食べると言うことは、シマウマが増え過ぎないということなんだ。もし、君たちライオンがいなければ、シマウマは増え過ぎて草木を食べ尽(ず)くしてしまうだろう。シマウマは飢えてみんな死んでしまう。」 「你們獅子,說要吃掉斑馬這件事,說那是不讓斑馬過度增加。如果沒有你們獅子的話,斑馬就會過度增加,把草都吃光了吧。斑馬就會都餓死了。」
「すべての生き物は、すべて生きる意味がある。」そして「感謝の心が大切なのだ。」老いたシマウマはやさしく言いました。 「全部的生物,全都有活著的意義。」所以「感謝的心是很重要的。」年老的斑馬溫柔地對牠說。
「さあ、私を食べなさい。君に食べてほしいのだ。私は、歳だ。もう死ぬだろう。今まで生きて来れたことに感謝したいのだ。私を助けてくれてほんとうにありがとう。立派なライオンになるんだよ。」 「來吧,吃了我。你想吃的。我年紀大了,還是會死的吧。能活著來到現在非常感謝了。我是真正地感謝你的幫助。要成為一個偉大的獅子喔。」
老いたシマウマは、そう言い残すと静かに息を引き取りました。 年老的獅子,留下那些話之後,安靜地去世了。
若いライオンは、涙が止まりませんでした。 年幼的獅子,淚流不止。
「おじいさんありがとう!」 「老爺爺謝謝你!」
なきながら……なきながら……老いたシマウマを食べました。 儘管如此……儘管如此……年老的獅子被吃掉了。
気がつくと太陽がのぼり、まぶしい光が大地を照(て)らしました。 注意到太陽升了上來,滿怖的光輝照耀著大地。
流れる涙は大地に落ち、昨日の雨で出(で)来(き)た大きな池に流れました。 流著的淚落在大地,昨天的雨形成了大的池塘流動著。
草木は生い茂りキラキラと光り輝いています。 草木非常茂密,閃閃發光地閃耀著光輝。 (おいしげる [生い茂る] 茂密;茂盛。)
もう迷いはありませんでした。生きるものすべてが繋(つな)がっている。 已經不再迷惘了。生活正把全部的東西連繫了起來。
若いライオンは、学びました。 年幼的獅子,學習到了。
すべてに「感謝する心」が大切だと…… 完全地「感謝的心」是很重要的……
……すると、若いライオンにタテガミ [鬣] ガ生えてきました。 ……然後,年幼的獅子長出了鬣毛。
若いライオンは、大人(おとな)になったのです。 年幼的獅子,變成了大人。
(這個故事,是個關於成長的故事,所有的生物都是弱肉強食,但有一顆溫柔的心是必需的,這樣才能提醒我們,不要去做不對或不必要的事,對於其它被犧牲掉的生物,都該懷有一顆感謝的心。
昨天在書局看到新美南吉的故事書,就像我正在做翻譯的這件事,有故事的語音,還有原文與翻譯。如果有心的朋友,也可以把它們集結成書,至於語音的部分,因為這是來自網路的免費資源,它們是有版權的,當然不可以用來販售,但卻可以用於自己學習,當然我的翻譯不完全是正確的,我也正在學習,輸入的原文也力求正確,但難免會有訛誤,有心學習的朋友,應該自己找出錯誤之處,甚至是自己做翻譯,這樣才能吸收的更多。如果格友有發現文章中有錯誤,當然也希望能不吝指正,在此感謝!)
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