娘は毎朝、子犬を連れて散歩に出かける。子犬はコーギー、耳がやたらに大きくて、足が短い犬(けん)種(しゅ)だった。イギリスでは、妖(よう)精(せい)たちが馬にしたという言い伝えが気に入って、娘はコーギーを飼うことにしたのだ。 女孩每天帶著小狗出去散步。小狗 コーギー (吉娃娃)
,是那種耳朵過度地大,腳很短的犬種。因為喜愛在英國有妖精們變成馬的傳說,女孩決定飼養小狗 コーギー (吉娃娃) 。 (気に入る 中意;喜愛。)
(※妖精たちが馬にした 妖精變成馬,是怎樣的傳說呢?為何因為喜愛這個傳說,而飼養了吉娃娃。)
毎日、同じ時間に同じ道をたどっているうちに、娘は若(わか)者(もの)と会うようになった。明るい目をした若者も、コーギーの子犬を連れている。娘の犬は黒い毛(け)並(な)みで足の先が白く、若者の犬は茶色い毛並みで足の先は白だった。 每天趁著,依尋相同的時間,相同的路程,女孩遇見年輕人。顯出明亮的眼睛的年輕人,也帶著一隻 コーギー (吉娃娃) 的小狗。女孩的小狗是黑色的、腳掌是白色的,年輕人的小狗是茶色的、腳掌是白色的。 (たどる [辿る] <自動五>(たどって)1. 邊走邊找 2. 追尋;追溯;探索 3. 走向、~ようになる 原先沒有變成有的改變、けなみ [毛並み] 動物原先的體毛。)
ふたりが出会うのはいつも朝の七時、朝日がきらびやかにこぼれる四(よ)つ角((かど)でだった。 兩個人總是在早上七點遇見,在光輝燦爛充滿朝陽的十字路口。 (きらびやか 光輝燦爛;燦爛奪目;華麗、こぼれる <自動一> 1. 漏;掉;灑 2. 溢出;充滿。)
はじめの一週間、ふたりは素知らぬ顔で行き過ぎた。 在剛開始的一週裡,兩個人裝作不知道的臉走過。 (そしらぬ [素知らぬ] 知っているのにそうでないふりをするさま,明明知道卻裝做不是那樣的。「―顔で行き過ぎる」、そしらぬ 裝作不知;假裝不知道。)
二週間目になると、どちらからともなく目(もく)礼(れい)した。子犬はすくすくと育って、両手で抱(かか)え切(き)れないくらいになっている。娘のコーギーには赤い革ひもが、若者のコーギーには白の革ひもがついていた。 第二週變成眼睛後,無論從哪一方面都行注目禮。小狗快速地長大了,用兩隻手已經抱不動的程度了。女孩的コーギー (吉娃娃) 配戴了紅色的皮帶,年輕人的コーギー (吉娃娃) 配戴了白色的皮帶。 (すくすく <副> 勢いよく成長するさま,有力地成長。)
三週間が過ぎて、若者が娘に、 過了第三週,年輕人對女孩說,
「おはよう!」と声をかけた。娘は黙(だま)って、にっこりと笑った。 「早安!」對著女孩發出聲音。女孩沉默地笑著。
次の朝、娘は若者に言った。 第二天早晨,女孩對年輕人說。
「またお目にかかりましたね」 「又見面了」
若者はほほえんで言った。 年輕人微微笑著說。
「元気そうですね」 「你好」
二か月たって、子犬はすっかり大きくなった。季節は夏に向かって大らかに進んで行く。道ばたの木はふさふさと葉を茂(しげ)らせ、小鳥たちは巣(す)作りに忙しくなった。 經過了二個月,小狗迅速地變大了。季節向著夏天瀟灑地往前進。路上的樹木枝葉繁盛,小鳥們忙著築巢。 (おおらか 落落大方;豁達開朗;胸襟開闊。)
娘は犬の散歩を欠(か)かさない。若者に会える朝が、待(ま)ち遠(どお)しくて堪(たま)らなくなっていたのだ。目が覚(さ)めると、心の芯にやわらかい灯が点(とも)っている。 女孩沒有缺少帶小狗去散步。因為期盼和年輕人見面的早上,變得無法忍受。一早醒來之後,在心中微弱的燈正點著了。
今日もまた、あの人に会える、きらめく瞳(ひとみ)に見つめられて、凛々しい楽(がっ)器(き)に似た声を聞くことだってできる…… 今天也還是,和這個人見面,被閃亮的目光注視著。能夠聽見凜凜的樂器相似的聲音。 (りりしい [凛々しい] 凜凜;威嚴可敬。) (※「威嚴可敬的樂器聲」或是「凜凜的樂器聲」這到底是什麼樂器聲呢?可能指的是古典樂吧。)
考えただけで幸福の極(きわ)みに昇(のぼ)って行くことができたのだ。 只想著要爬昇到幸福的極點。
履き古しのジーンズに T シャツ、汚れたスニーカーの散歩着も変わった。ジーンズはミニスカートになり、ときに優(ゆう)雅(が)なロングスカートにもなった。古いスニーカーは捨てて、真っ赤な靴を履いたし、編み上げのブーツにしたりもした。 穿著舊的牛仔褲、T 恤,弄髒的運動鞋的散步也改變了。牛仔褲變成了迷你裙,偶爾也變成優雅的長裙。換掉舊的運動鞋,穿上深紅的鞋子,也有綁帶的長筒靴。
「好きよ」 「喜歡喔」
若者の姿が見えなくなった跡で、娘はそっとつぶやいて頬(ほお)を染める。娘の思いが通じたのか、若者も四つ角で立ち止まるようになった。 沒有看見年輕人的身影蹤跡,女孩悄悄地自言自語地羞紅了臉。知道了女孩的想法嗎,年輕人也站在十字路口。
「素敵な女の子だ。そうでしょう?」 「很棒的女孩。是吧?」
若者の声と言葉は、世界でいちばん優しい絃(げん)になり、娘の心はと体は弾いてもらうことを夢(ゆめ)見(み)る清(きよ)らかなバイオリンになる。 年輕人的說話聲,變成整個世界最棒的弦律,女孩的心和身體變成清澈的小提琴,憧憬地彈著。
「こんなに可愛い生き物がいたん(の)だろう飼(か)って思うよ」 「飼養了這樣可愛的動物吧」
若者の唇(くちびる)は娘の耳に吸いつくくらいに近づいた。娘は体をすくませて立ちつくす。キスされたらきっと倒れると思った。でも、若者の唇はそれ以上には近づかない。 年輕人的嘴唇,就像吸著女孩的耳朵般,靠近的程度。女孩的身體畏縮地站著。心想著,如果是親吻的話必定會倒過來的。但是,年輕人的嘴唇就那樣不再靠近。 (すくむ [竦む] <自動五>(すくんで)竦縮;竦然;畏縮 <他動> すくめる。)
「礼儀正しい人なんだわ。道ばたでキスなんてしない。もしもそんなことをするとしたら、してもいい? って聞いてからだわ」 「是個禮儀端正的人啊。不在路上親吻。如果也做那樣的事情的話,可以嗎? 聽到之後啊 (?)」 (※這句翻得不太好,後半段的句子不太瞭解,女孩是因為害羞,覺得如果對方親吻她的話,自問說可以嗎?但後面的「って」是「と」<發語助詞> 接在「聞く」前文法是正確的,但翻成「聽到之後啊」好像有點奇怪的感覺,不知道到底是什麼意思吔!)
娘は思って、いっそう若者を好きしく感じた。 女孩想著,更加對年輕人感到喜歡。
三か月たった朝、若者は娘を誘った。 過了三個月後的某一天早晨,年輕人邀約女孩。
「お話したいことがあります。公園に行きませんか」 「有話想對妳說。到公園去好嗎?」
「はい」 「好的」
高(たか)鳴(な)る胸をおさえて娘は頷(うなず)く。眩(まばゆ)いほどに晴れた七月の朝だった。 壓抑住胸中的巨大聲響,女孩低著頭。暈眩的程度就像晴朗的七月的早晨。
公園のバラは今は盛りに咲き誇り、池ではスイレンが、青い花びらを開(ひら)こうとしている。生きているものはみんな、愛し合う喜びに酔っていた。 現在公園的玫瑰誇張地盛開著,池裡的睡蓮,正要打開的藍色花瓣。所有活著的東西,相愛歡喜地陶醉著。
リスも小鳥も、蝶もクモも、それぞれの体をびったりとくっつけて寄り添う、つがいでないものは生き物ではないと言ってでもいるようだった。 松鼠啦小鳥啦、蝴蝶啦蜘蛛啦,它們的身體都緊緊地靠近地黏在一起。不是雌雄的東西,據說不是生物,不過好像也有。 (※這是什麼意思啊!這個繪本的意境太深了點。是說無論是不是雌雄 (一對) 的東西,都會緊緊地黏在一起嗎?就像人類也有同性戀一樣嗎?) (ぴったり 1. (~する)緊密;嚴密 2. (~する) 正合適;恰好 3. 突然停止;突然止住、くっつける 物と物とを隙(すき)間(ま)なくぴったりつける,東西和東西之間沒有空隙緊緊地黏在一起、くっつく <自動五>(くっついて)緊;黏著;緊挨著、寄り添う 靠近、つがい 一對;雌雄。)
若者は犬を立ち木に繋(つな)ぐと、娘と並んでベンチに腰をおろす。娘は犬の革ひもを手(た)繰(ぐ)ってベンチに引き寄せた。 年輕人把小狗綁在立著的樹旁後,和女孩並肩坐在椅子上。女孩牽著小狗的皮帶,把牠拉到椅的旁邊。
「すみからすみまで気に入っています。これほどぴったりのカップル (couple) はどこにもいませんよ」 「在每個角落都喜愛,那個程度是無論到何處,都緊緊地黏在一起的戀人。」 (すみからすみまで [隅から隅まで] <慣用形> 每個角落。) (※很好笑吧,最後在自己的部落格中找到答案,原來這是個慣用語,日文要記的東西實在太多了,不過這樣一來,我就一定不會忘記了。)
胸をぴんと張って、若者が言う。 打開緊繃的胸懷,年輕人說。 (ぴんと 物が勢いよくはね上がったり、反り返ったりするさま,東西有力地上升,並且向後彎。)
「わたしもそう思いますわ」、 「我也是那樣想的啊」
消え入りそうな声で、娘答えた。頬が熱くなって、心臟が破れそうだった。 就好像要消失的聲音,女孩回答。臉頰變熱了,心臟就像要破了。
「結婚しても大丈夫だ。決めたぞ」 若者は陽(よう)気(き)に叫(さけ)ぶ。 「即使結婚也沒問題。決定了」 年輕人愉快地叫著。
娘は震えながら言う。 女孩一邊發抖著說。
「そんなことを言われても、あまりにも突然だわ」 「即使那樣說,也太過突然了啊」
「突然ではいけませんか」 「太突然了嗎?」
「いけなくはありませんけど、お互いに、名前もまだ知らないのよ」 「不行,雖然沒有,但是我們彼此,連名字也還不知道啊」
「名前なんて、愛し合えばどうでも良くなるさ」 「居然是名字,如果相愛的話,無論如何都會變成得很好的」
若者は走っていくと、革ひもを解(ほど)いて犬を自由にしてやった。犬はまっしぐらに、娘めがけてやってくる。娘の犬と若者の犬は、たちまち体を擦り寄せて、幸せなつがいになった。 年輕人走開後,把小狗的皮帶解開,讓牠自由。小狗勇往直前地,朝著女孩跑過去。女孩的小狗和年輕人的小狗,突然地靠近磨擦著身體,變成了幸福的一對。 (まっしぐら 一直猛進;勇往直前、擦り寄せる 靠近磨擦。)
(很意外的結局嗎?有點搞笑啦,前面鋪陳了一堆浪漫的氛圍,最後才發現原來都是──誤會一場。但這篇繪本故事,有很多難懂的句子吔,不知道是因為,比較少接觸這樣的文章,回想一下,好像自從開始讀日文以來,讀的內容都是一般的文章,並沒有接觸到這類,關於人與人之間感情之類的句子。所以就覺得句子都有點難以理解,不知道該怎麼去表達。)
毎日、同じ時間に同じ道をたどっているうちに、娘は若(わか)者(もの)と会うようになった。明るい目をした若者も、コーギーの子犬を連れている。娘の犬は黒い毛(け)並(な)みで足の先が白く、若者の犬は茶色い毛並みで足の先は白だった。 每天趁著,依尋相同的時間,相同的路程,女孩遇見年輕人。顯出明亮的眼睛的年輕人,也帶著一隻 コーギー (吉娃娃) 的小狗。女孩的小狗是黑色的、腳掌是白色的,年輕人的小狗是茶色的、腳掌是白色的。 (たどる [辿る] <自動五>(たどって)1. 邊走邊找 2. 追尋;追溯;探索 3. 走向、~ようになる 原先沒有變成有的改變、けなみ [毛並み] 動物原先的體毛。)
ふたりが出会うのはいつも朝の七時、朝日がきらびやかにこぼれる四(よ)つ角((かど)でだった。 兩個人總是在早上七點遇見,在光輝燦爛充滿朝陽的十字路口。 (きらびやか 光輝燦爛;燦爛奪目;華麗、こぼれる <自動一> 1. 漏;掉;灑 2. 溢出;充滿。)
はじめの一週間、ふたりは素知らぬ顔で行き過ぎた。 在剛開始的一週裡,兩個人裝作不知道的臉走過。 (そしらぬ [素知らぬ] 知っているのにそうでないふりをするさま,明明知道卻裝做不是那樣的。「―顔で行き過ぎる」、そしらぬ 裝作不知;假裝不知道。)
二週間目になると、どちらからともなく目(もく)礼(れい)した。子犬はすくすくと育って、両手で抱(かか)え切(き)れないくらいになっている。娘のコーギーには赤い革ひもが、若者のコーギーには白の革ひもがついていた。 第二週變成眼睛後,無論從哪一方面都行注目禮。小狗快速地長大了,用兩隻手已經抱不動的程度了。女孩的コーギー (吉娃娃) 配戴了紅色的皮帶,年輕人的コーギー (吉娃娃) 配戴了白色的皮帶。 (すくすく <副> 勢いよく成長するさま,有力地成長。)
三週間が過ぎて、若者が娘に、 過了第三週,年輕人對女孩說,
「おはよう!」と声をかけた。娘は黙(だま)って、にっこりと笑った。 「早安!」對著女孩發出聲音。女孩沉默地笑著。
次の朝、娘は若者に言った。 第二天早晨,女孩對年輕人說。
「またお目にかかりましたね」 「又見面了」
若者はほほえんで言った。 年輕人微微笑著說。
「元気そうですね」 「你好」
二か月たって、子犬はすっかり大きくなった。季節は夏に向かって大らかに進んで行く。道ばたの木はふさふさと葉を茂(しげ)らせ、小鳥たちは巣(す)作りに忙しくなった。 經過了二個月,小狗迅速地變大了。季節向著夏天瀟灑地往前進。路上的樹木枝葉繁盛,小鳥們忙著築巢。 (おおらか 落落大方;豁達開朗;胸襟開闊。)
娘は犬の散歩を欠(か)かさない。若者に会える朝が、待(ま)ち遠(どお)しくて堪(たま)らなくなっていたのだ。目が覚(さ)めると、心の芯にやわらかい灯が点(とも)っている。 女孩沒有缺少帶小狗去散步。因為期盼和年輕人見面的早上,變得無法忍受。一早醒來之後,在心中微弱的燈正點著了。
今日もまた、あの人に会える、きらめく瞳(ひとみ)に見つめられて、凛々しい楽(がっ)器(き)に似た声を聞くことだってできる…… 今天也還是,和這個人見面,被閃亮的目光注視著。能夠聽見凜凜的樂器相似的聲音。 (りりしい [凛々しい] 凜凜;威嚴可敬。) (※「威嚴可敬的樂器聲」或是「凜凜的樂器聲」這到底是什麼樂器聲呢?可能指的是古典樂吧。)
考えただけで幸福の極(きわ)みに昇(のぼ)って行くことができたのだ。 只想著要爬昇到幸福的極點。
履き古しのジーンズに T シャツ、汚れたスニーカーの散歩着も変わった。ジーンズはミニスカートになり、ときに優(ゆう)雅(が)なロングスカートにもなった。古いスニーカーは捨てて、真っ赤な靴を履いたし、編み上げのブーツにしたりもした。 穿著舊的牛仔褲、T 恤,弄髒的運動鞋的散步也改變了。牛仔褲變成了迷你裙,偶爾也變成優雅的長裙。換掉舊的運動鞋,穿上深紅的鞋子,也有綁帶的長筒靴。
「好きよ」 「喜歡喔」
若者の姿が見えなくなった跡で、娘はそっとつぶやいて頬(ほお)を染める。娘の思いが通じたのか、若者も四つ角で立ち止まるようになった。 沒有看見年輕人的身影蹤跡,女孩悄悄地自言自語地羞紅了臉。知道了女孩的想法嗎,年輕人也站在十字路口。
「素敵な女の子だ。そうでしょう?」 「很棒的女孩。是吧?」
若者の声と言葉は、世界でいちばん優しい絃(げん)になり、娘の心はと体は弾いてもらうことを夢(ゆめ)見(み)る清(きよ)らかなバイオリンになる。 年輕人的說話聲,變成整個世界最棒的弦律,女孩的心和身體變成清澈的小提琴,憧憬地彈著。
「こんなに可愛い生き物がいたん(の)だろう飼(か)って思うよ」 「飼養了這樣可愛的動物吧」
若者の唇(くちびる)は娘の耳に吸いつくくらいに近づいた。娘は体をすくませて立ちつくす。キスされたらきっと倒れると思った。でも、若者の唇はそれ以上には近づかない。 年輕人的嘴唇,就像吸著女孩的耳朵般,靠近的程度。女孩的身體畏縮地站著。心想著,如果是親吻的話必定會倒過來的。但是,年輕人的嘴唇就那樣不再靠近。 (すくむ [竦む] <自動五>(すくんで)竦縮;竦然;畏縮 <他動> すくめる。)
「礼儀正しい人なんだわ。道ばたでキスなんてしない。もしもそんなことをするとしたら、してもいい? って聞いてからだわ」 「是個禮儀端正的人啊。不在路上親吻。如果也做那樣的事情的話,可以嗎? 聽到之後啊 (?)」 (※這句翻得不太好,後半段的句子不太瞭解,女孩是因為害羞,覺得如果對方親吻她的話,自問說可以嗎?但後面的「って」是「と」<發語助詞> 接在「聞く」前文法是正確的,但翻成「聽到之後啊」好像有點奇怪的感覺,不知道到底是什麼意思吔!)
娘は思って、いっそう若者を好きしく感じた。 女孩想著,更加對年輕人感到喜歡。
三か月たった朝、若者は娘を誘った。 過了三個月後的某一天早晨,年輕人邀約女孩。
「お話したいことがあります。公園に行きませんか」 「有話想對妳說。到公園去好嗎?」
「はい」 「好的」
高(たか)鳴(な)る胸をおさえて娘は頷(うなず)く。眩(まばゆ)いほどに晴れた七月の朝だった。 壓抑住胸中的巨大聲響,女孩低著頭。暈眩的程度就像晴朗的七月的早晨。
公園のバラは今は盛りに咲き誇り、池ではスイレンが、青い花びらを開(ひら)こうとしている。生きているものはみんな、愛し合う喜びに酔っていた。 現在公園的玫瑰誇張地盛開著,池裡的睡蓮,正要打開的藍色花瓣。所有活著的東西,相愛歡喜地陶醉著。
リスも小鳥も、蝶もクモも、それぞれの体をびったりとくっつけて寄り添う、つがいでないものは生き物ではないと言ってでもいるようだった。 松鼠啦小鳥啦、蝴蝶啦蜘蛛啦,它們的身體都緊緊地靠近地黏在一起。不是雌雄的東西,據說不是生物,不過好像也有。 (※這是什麼意思啊!這個繪本的意境太深了點。是說無論是不是雌雄 (一對) 的東西,都會緊緊地黏在一起嗎?就像人類也有同性戀一樣嗎?) (ぴったり 1. (~する)緊密;嚴密 2. (~する) 正合適;恰好 3. 突然停止;突然止住、くっつける 物と物とを隙(すき)間(ま)なくぴったりつける,東西和東西之間沒有空隙緊緊地黏在一起、くっつく <自動五>(くっついて)緊;黏著;緊挨著、寄り添う 靠近、つがい 一對;雌雄。)
若者は犬を立ち木に繋(つな)ぐと、娘と並んでベンチに腰をおろす。娘は犬の革ひもを手(た)繰(ぐ)ってベンチに引き寄せた。 年輕人把小狗綁在立著的樹旁後,和女孩並肩坐在椅子上。女孩牽著小狗的皮帶,把牠拉到椅的旁邊。
「すみからすみまで気に入っています。これほどぴったりのカップル (couple) はどこにもいませんよ」 「在每個角落都喜愛,那個程度是無論到何處,都緊緊地黏在一起的戀人。」 (すみからすみまで [隅から隅まで] <慣用形> 每個角落。) (※很好笑吧,最後在自己的部落格中找到答案,原來這是個慣用語,日文要記的東西實在太多了,不過這樣一來,我就一定不會忘記了。)
胸をぴんと張って、若者が言う。 打開緊繃的胸懷,年輕人說。 (ぴんと 物が勢いよくはね上がったり、反り返ったりするさま,東西有力地上升,並且向後彎。)
「わたしもそう思いますわ」、 「我也是那樣想的啊」
消え入りそうな声で、娘答えた。頬が熱くなって、心臟が破れそうだった。 就好像要消失的聲音,女孩回答。臉頰變熱了,心臟就像要破了。
「結婚しても大丈夫だ。決めたぞ」 若者は陽(よう)気(き)に叫(さけ)ぶ。 「即使結婚也沒問題。決定了」 年輕人愉快地叫著。
娘は震えながら言う。 女孩一邊發抖著說。
「そんなことを言われても、あまりにも突然だわ」 「即使那樣說,也太過突然了啊」
「突然ではいけませんか」 「太突然了嗎?」
「いけなくはありませんけど、お互いに、名前もまだ知らないのよ」 「不行,雖然沒有,但是我們彼此,連名字也還不知道啊」
「名前なんて、愛し合えばどうでも良くなるさ」 「居然是名字,如果相愛的話,無論如何都會變成得很好的」
若者は走っていくと、革ひもを解(ほど)いて犬を自由にしてやった。犬はまっしぐらに、娘めがけてやってくる。娘の犬と若者の犬は、たちまち体を擦り寄せて、幸せなつがいになった。 年輕人走開後,把小狗的皮帶解開,讓牠自由。小狗勇往直前地,朝著女孩跑過去。女孩的小狗和年輕人的小狗,突然地靠近磨擦著身體,變成了幸福的一對。 (まっしぐら 一直猛進;勇往直前、擦り寄せる 靠近磨擦。)
(很意外的結局嗎?有點搞笑啦,前面鋪陳了一堆浪漫的氛圍,最後才發現原來都是──誤會一場。但這篇繪本故事,有很多難懂的句子吔,不知道是因為,比較少接觸這樣的文章,回想一下,好像自從開始讀日文以來,讀的內容都是一般的文章,並沒有接觸到這類,關於人與人之間感情之類的句子。所以就覺得句子都有點難以理解,不知道該怎麼去表達。)
沒有留言:
張貼留言
注意:只有此網誌的成員可以留言。